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絵描き 中島潔 地獄絵1000日
エカキ ナカジマキヨシ ジゴクエ1000ニチ
内容紹介
修行僧のように画力を絶えず磨き、新しい題材に挑み続ける画家が歩んだ“地獄絵への道のり”を伴走する感動のノンフィクション。
“わらべ画”で有名な「風の画家」中島潔が、東日本大震災からわずか1年しか経っていない2012年3月、突如、「地獄絵を描きたい」と口にし始めた。
「なぜ地獄絵なのか?」「そこに込められた思いは何か?」
本書は1人の“絵描き”が歩んできた道程をたどるため、本人へのたび重なるインタビューと、数多くの貴重な証言取材をもとに構成されている。
目次
- カラー口絵
- 三枚の“地獄絵”
- 「雨宿り」から「大漁」まで
- 地獄心音図(じごく こころね ず)
- 1章 お天道様が見ている
- 2章 起点――母との別れ
- 3章 地獄絵に書かれた「心」
- 4章 誰にも見せない「箱」の中
- 5章 運を鷲づかみする
- 6章 地獄絵と救済
- 7章 パリ市民を感動させた「鰯」
- 8章 母なる慈悲に包まれて
著者紹介
1961年奈良県吉野生まれ。京都外国語大学卒業。雑誌記者を経てノンフィクションライターに。 著書に、東京オリンピック出場者のその後の人生を描いた『五輪の十字架』(NHK出版、1996年)、 戦前上海にあった対中国エリート養成校・東亜同文書院の卒業生の戦中戦後の活躍を追った 『「上海東亜同文書院」風雲録』(角川書店、2001年)、怠けているのではないかと勘違いされやすい病気にさいなまれた人たちを描いた『そのツラさは、病気です』(新潮社、2006年)がある。
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