書籍
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政宗の遺言
マサムネノユイゴン
- 定価 本体1,800円+税
- 判型 四六判上製
- 頁数 364頁
- ISBN 978-4-908110-08-5
内容紹介
長編歴史小説
寛永十三年(1836)四月二十日。
伊達六十二万石の太守は、最後の暇乞いのめに齢七十の病身をおして江戸へ向かった。
類まれな智略・謀略・武略で、秀吉・家康という両巨頭に抗い続け、盛者必滅の時代を懸命に生き延びてきた 〝最後の戦国武将〟伊達政宗。
その死に臨む日々に寄り添った者だけが気づけた偽りなき英雄の姿は――?
陸奥の英雄像を問い直す、衝撃のフィナーレ!
目次
- 第一章 不如帰の声
- 第二章 苦しむ馬
- 第三章 江戸の霧
- 第四章 見えない敵
- 第五章 遠ざかる戦国
- 第六章 将軍の深情け
- 第七章 殉死と語り部
- 第八章 最後の夜と朝
著者紹介
1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業。1996年、「一所懸命」で小説現代新人賞を受賞してデビュー。‘98年『簒奪者』で歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で歴史文学賞、‘08年『清佑、ただいま在庄』で中山義秀文学賞、’14年『異国合戦 蒙古襲来異聞』で本屋が選ぶ時代小説大賞2014を受賞。『三成の不思議なる条々』『太閤の巨いなる遺命』『情け深くあれ』『家康の遠き道』『絢爛たる奔流』など著書多数。
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